「住民との音の架け橋」を掲げる三重県警音楽隊に2年前、マーチングバンドや吹奏楽に合わせてカラフルで大きな旗を振り、演奏に彩りを加える「カラーガード」が復活した。2000年度を最後にしばらく活動を休止していたが、ジェンダー平等の流れにも乗り、大きく生まれ変わった。
カラーガードは1981年に発足した。当時のメンバーは全員、若手の女性警察官。衣装はミニスカートにひざ丈まである革製ブーツ。今も受け継がれている大きな旗を振る演技のほか、ポンポンを使うこともあった。
当時の音楽隊のメンバーは30人前後。人数がそれほど多くなかったこともあり、楽器による演奏に重点を置く判断をしたため、カラーガードは2000年度に活動を休止したという。
ただ、元号が平成から令和に変わる頃から、カラーガードを復活させる動きが出てきたという。コロナ禍で中止になったものの、21年度に開催が予定されていた「三重とこわか国体」では、カラーガードに選手たちを先導させようという案も持ち上がった。
変化した衣装
時流にあわせた変化も意識し…